公認会計士とは?
公認会計士は、企業の財務監査を行う会計処理のプロであり、公認会計士・監査審査会が主催する国家試験です。経営状況を報告する財務諸表が公正なものかを判断する監査業務は、公認会計士しか行うことのできない業務となっています。
会計監査は一定規模以上の企業に必要とされているため、有資格者は重宝されております。また、企業の会計業務だけではなく、経営コンサルティングなど幅広い業務分野で活躍できる資格といえます。
また企業経営上、規模により必要となる役員である、会計監査人や会計参与になることが可能になります。
試験の概要【公認会計士】受験資格・申込方法・合格率など
受験資格 | 誰でも受験できる |
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申込期間 | 文末の公式サイト参照 |
申込方法 | インターネットからの出願または郵送申込 |
試験日 | 【短答式試験】12月中旬 5月下旬
【論文式試験】8月の3日間 ※例年 |
受験料 | 19,500円(収入印紙) |
受験者数(合格率) | 11,742人(11.1%) |
試験地 | 北海道、宮城、東京、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡、熊本、沖縄 |
試験内容 | 【短答式】
①財務会計論(120分、40問以内) ②管理会計論(60分、20問以内) ③監査論(60分、20問以内) ④企業法(60分、20問以内) 【論文式】短答式合格者or免除者 ①会計学:財務会計論、管理会計論(300分、大問5問) ②監査論(120分、大問2問) ③企業法(120問、大問2問) ④租税法(120分、大問2問) ⑤経営学(120分、大問2問) ⑥経済学(120分、大問2問) ⑦民法(120分、大問2問) ⑧統計学(120分、大問2問) ①〜④までが必須で⑤〜⑧までは1科目選択。 |
公認会計士について覚えておきたい
公認会計士は、多岐にわたる学習が必要な資格試験ですが、受験資格は不要のため、学歴に自信がなくても受験することが可能です。ただし、難易度は高く、1年半〜4年程度が学習時間の中央値のようです。また資格学校などの講座を活用するも多くいます。
会計といった意味では、税理士に似通っている部分はありますが、税理にはない監査論や経営学、経済学など、より企業経営の理論的な部分も学習していく必要があります。
公認会計士の転職への有用性
公認会計士は、就職や転職、キャリアアップや収入アップにとっては有利であります。また経験を積んで独立する人もいるように、有望な資格であると言えます。
就転職先としては、監査法人、税理士事務所、会計事務所、一般企業の財務・経理部門、コンサルティング会社などが、資格をいかして働ける場所になります。
公認会計士の資格取得におすすめなテキスト
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公認会計士まとめ
公認会計士は難しい資格試験ですが、それだけ将来性もあり有望な国家資格と言えます。資格取得を目指す方の多くは、資格学校などを利用するようですし、受験を検討される方は、時間面のコストと費用面のコストの両方を考える必要があります。
英語に強みがある方であれば、米国公認会計士を取得するなど、ビジネス面であらゆる可能性が広がるのではないでしょうか。
興味のある方は、テキストなどにふれ、どういった学習をすすめていくのかをチェックしてみていただければと思います。
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